前回はフロントエンドとバックエンドのざっくりとした概要を解説しました。
今回はWeb制作の仕事にも直接的に関係してくるフロントエンドの基礎知識を解説していきたいと思います。
Web制作においてフロントエンドの知識は必ずつけておくべき項目なので、今回の記事の内容はしっかり覚えてください。また、所々わからない単語はリンクからWeb用語集に飛んでその意味をしっかり理解しておきましょう。
目次
HTML,CSS,JavaScriptとは
Web制作でのフロントエンドはHTML,CSS,JavaScriptなどの知識が必須となりますのでしっかりとポイントを押さえておきましょう。
HTMLとは
HTML(Hyper Text Markup Language)とはWebページをブラウザで表示するためのマークアップ言語のことです。
テキストファイルに文章構造を定義するHTMLタグを使用してマークアップをします。
CSSとは
CSS(Cascading Style Sheets)とはWebページの装飾をするための言語です。
文字や背景の配色、配置や見た目(デザイン)を定義します。
JavaScriptとは
Webブラウザ上で動くプログラム(クライアントサイド・スクリプト)を作成するためのプログラミング言語のことです。
「画像のスライド表示」「マウスクリックでメニューを開閉」などWebページに動きをつける際に使用します。

デバイス、OS、ブラウザについて
現在Webサイトはユーザー毎に様々な環境(デバイス、OS、ブラウザ)が利用されています。
サイト制作時にユーザー閲覧環境のターゲット化が必要です。理想はどの環境でも閲覧できるように、
制作時毎に様々な環境での閲覧・動作テストが必要となります。最新の環境から古い環境まで幅広く対応できるサイトにしておくと、より多くのユーザーから閲覧・利用してもらえます。
デバイスとは
デバイス(device)とは、英語で装置・機器・道具という意味があります。パソコンやスマホ、タブレットなどのことを指すのがほとんどですが、実は本来はパソコンやスマホ本体だけではなく、本体を構成するその周辺の機器全てを指します。
パソコンで言うとキーボードやマウス、スピーカーやイヤホン、Webカメラも含まれます。
OSとは
OSの正式名称はOperating System(オペレーティングシステム)と言います。パソコンやスマホのシステム全体を管理・制御し、ユーザーが使用していく上で基本となるソフトウェアのことで、メールやマップなどのアプリと区別するために基本ソフトとも呼ばれます。実はパソコンやスマホだけではなく生活家電などにも搭載されています。
ブラウザとは
ブラウザ(browse)とは元々、パソコン上の様々なファイルを見るためのソフト全般を意味していました。画像を見るためのブラウザ(画像ブラウザ)、テキストを見るためのブラウザ(テキストブラウザ)など種類が様々でした。
しかし今現在は一般的にホームページを閲覧するためのソフトを指すようになりました。細かく言うなら、インターネット(Web)を閲覧するブラウザをWebブラウザと呼びますが、インターネットの普及に伴い、ブラウザ=Webブラウザという認識となりました。
デバイス、OS、ブラウザの種類
デバイスは周辺機器も含むと言いましたが、やはりソフトやインターネットを使用する際のデバイスはパソコンかスマートフォン・タブレットがほとんどです。
OSは以前は更新するたびに購入し直すか、本体ごと買い換えることがほとんどでしたが、近年ではネット上で更新できるようになり、かなり便利になりました。
ブラウザも過去の記事で紹介したように、かなりの数のブラウザが存在していましたが、W3Cが創設されたことにより、Webブラウザも限られた種類になりました。
ここでブラウザの利用率の移り変わりについて可視化した動画を貼っておきます。
1996年〜2019年までの間にどのWebブラウザが利用されてきたのかわかります。
下の表ではデバイス、OS、ブラウザそれぞれの種類を簡単に紹介しています。

今回のまとめ
さていかがでしたか?今回はフロントエンドの分野でも基礎的な用語と知識を解説してきました。
特にHTMLやCSSは言語として理解できるようになっておくとさらにいいでしょう。
デバイスからブラウザまでの知識は知っておくと今後スムーズですし、当たり前のように使用する用語ですので、すぐに意味がわかるようにしておきましょう。
次回はフロントエンドのWebページの構成について解説していきます。
今回も最後までありがとうございました
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